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SRTの車両検査については国の基準はないが、SRTとして独自の基準を定めて定期的に検査を行っている。(表3・3−7)にディーゼルカーの、(表3・3−8)にディーゼル機関車の検査基準を示す。
北線を運行する車両の検査を施行する施設としては、大きく次のように分担されている。
?@日毎、月単位毎、1年毎の検査、すなわちオーバーホールしないで行う検査とこれに付帯する修繕
・バンスー検車区 ディーゼル機関車
・ホアランポン検車区 ディーゼルカー、客車
?A2年毎以上のオーバーホール検査とこれに付帯する修繕
・マッカサン工場 ディーゼル機関車、ディーゼルカー、客車
タイでは鉄道車両の生産は行っていないが、通常の検査や修繕の他に大規模修繕、改造工事等も行っている。
また検査・修繕技術の向上を図るため、品質管理や職員研修にも力を入れており、検査・修繕のレベルはかなり高いと思われる。

 

 

 

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